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マル子が残してくれたもの [その他]

一緒に幼稚園で生活していた犬のマル子が悪性リンパ腫で亡くなりました。

 以前、マル子は卒園生の家族と一緒に東北で生活していました。震災後、その家族が引っ越した家ではどうしても一緒にいられなくなり、幼稚園で生活することになりました。平日、マル子は子ども達と、土日や長期間の休みは幼稚園に通っている家族の家で一緒に生活してました。我が家もうさぎと一緒に生活してますが、かわいいという感情だけでは長く一緒にはいられません。育てる、一緒に生活することは大変です。私は子育てだって一緒だと思います。

マル子が悪性リンパ腫とわかり手術が必要となった時、幼稚園の家族が開催したバザーの収益と卒業生の家族からの寄付により手術を受けることができました。手術後は幼稚園に戻り、多くの子ども達や家族から愛されて亡くなりました。

 私はマル子から2つのプレゼントをもらいました。

 一つは、この幼稚園の繋がりの強さを再確認させてもらえたこと。幼稚園に関係するみんながマル子のことを大切だと感じ、みんなでなんとかしようと自然に協力しあえる人間関係を感じることができてました。この幼稚園には他の幼稚園には決してないコミュニティと繋がりの強さがあります。それは小人が卒園してもかわりません。私はこのコミュニティに出会わなければ決して小人を好きになることはありませんでした。この幼稚園にとても感謝しているし、この幼稚園を誇りに思っています。

 もうひとつは、マル子を通じて疎遠になっていた人達と再び繋がれたこと。私は、葬儀は亡くなった方が葬儀に参列した人達との関係を再構築してくれる最後のプレゼントだと考えています。最近は家族葬や密葬という形態があります。葬儀はお金がかかるので一概に善し悪しを言えませんが…そこでの出会いが今まで忘れていた、疎遠になっていた人間関係を再びつなぐきっかけになるのではないかと思うのです。意図的な利害関係を前提としたやり取りではなく、亡くなった人のおかげで何かの縁が再び動き出す…そう考えると、死とは残された人達にとって大切な一場面なのかもしれません。私もマル子を通じてまた幼稚園のコミュニティへ戻ってくることができました。

 ちょっとしたきっかけと強い思いがあれば何かを取り戻せるチャンスはある。ただ、そのきっかけが小人が亡くなるニュースでは悲しいです悲しいニュースを他人事と思わず、何が原因なのか、自分達に同じようなことが起こっていないか、小人の発言や行動の変化はどうか…残された私たちがどう考えるかが大切ではないでしょうか。

 マル子、ありがとう。これからも空の上から小人達が健やかに成長する姿を見守ってくださいね。


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「訳あり」物件が普通の社会とは… [その他]

皆さんの家は傾いていませんか?我が家は借家なんですが床のビー玉がゴ~ロゴロ(笑)

もしかして「訳あり物件」?気になって某サイトで調べてみました。すると住んでいる地域は「訳あり物件」が多く、「訳あり」の理由は自殺、焼死、殺人、もっとも多いのは亡くなっても気づかれない病死と孤独死でした。

 その原因の一つは、社会全体の人間関係の希薄化、構築の難しさが考えられます一人暮らし、特に高齢者はそのリスクが高くなります。若い時や元気なうちはいいですが、次第に持病持ちになったり、連れ合いや友人が亡くなり、地域との関わりが少なくなれば…そう考えると気づかれない病死や孤独死は他人事ではありません。確かにSNSにより日本だけでなく世界の人達とつながることが簡単になりました。ただ、自分が本当に困った時、どんな存在が助けてくれるのでしょうか…

 その存在の一つが『地域』と考えられます。「お金さえあれば大丈夫じゃね~」。確かにその通り!!お金がある限りはとりあえず生きていけるでしょう。私は死ぬまで助けてくれる医療福祉介護サービスが受けられるほどたくさんお金はありません(苦笑)。

 ただ、お金のない(財源が少ない)地域では医療・福祉・介護サービスは成り立ちません。医療・福祉・介護サービスで働く人達がいないと成り立ちません。自分だけがお金持ちではダメなのです。いずれはお金のない地域ではお金があっても医療・福祉・介護サービスを受けられない状況が起こるでしょう。もしかしたら小金持ちではサービスが受けられない時代がやってくると思います。ついに老人ホームの入所権利がネットオークションで高値で取引されるようになるかも(苦笑)。誰にも気付かれず死を迎える…、果たして私達はどこで誰とどう生きていくのが幸せなんでしょうか?

 先日、町内会と子ども会主催の花火大会があり、多くの子どもや家族が集まりましたが、参加者が多すぎて手持ち花火が足りず大人から苦情がでました。準備をしてくれた子ども会の子ども達はどう感じるのでしょうか?地域活動は、お金を支払って得るサービスではありません。お互いが思いやり、声をかけたり助け合える関係を地域に作ることが目的です。町内会や青年団、子ども会は大切な役割を担っているのです。関わっている皆さんのほとんどがボランティアであることを忘れないでください。その活動に関心をもちながら協力しあえる地域ができるといいですね。

10年後、病死や孤独死による「訳あり」物件が多くなりすぎて「もう、あたりまえ」物件となるかもしれません。他人に興味が持ていない、気を使えない社会・・・それは真夏の怪談話よりも恐ろしい社会なのかもしれません。何かあったらお互い気がつくような地域での人間関係を日ごろから作っておきたいですね。

 なお、ビー玉がゴロゴロするこの借家、「訳あり」物件ではありませんでした。「訳あり」物件は通常家賃がとても安いようで…ん、じゃあこの家って問題物件では!?(笑)


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